『東京夢幻機構』は、男の子と女の子が東京でデートしたりする小説です。
2013年3月から5月まで、不定期に更新しました。本文のみ400文字詰め換算で358枚です。
登場人物が思想を持っている小説は強い。これもそういう深さがある。
虐殺の文法というある意味SFらしくないSFギミックを搭載しているのが面白い。そういう手段をとることを選ばせたのはなんだったのだろうか。一方で人工筋肉の使い方が伏線として効いてくるあたり、練られている。いろんな設定や、世界各地の描写など、持っている引き出しの量が尋常でないことも感じられた。