1級になりました!! 2級にあがったのが3月19日ですので3ヶ月と少しかかりました。ちなみに将棋を始めてからもうすぐ1年くらいですね。
昇級棋譜はこちら。途中かなり怪しいですが(5五の桂馬ただやん)、まあ雷落としが決まったのでよかった。
2級の間、友達対局を除き222局指し、124勝97敗1千日手でした。なお、COM対戦は「対戦しない」、棋神は無課金で配られる範囲でちょいちょい使ってます。使うと弱い心に負けた気がしつつ(負けてる)、勉強になりますねー……。棋神の手筋を使いこなせ!!
では恒例の統計のコーナーです。恒例か?
まずは相手の段級位。
やはり、同格にギリギリ勝ち越して、格下に負けないようになれば上がるということなのでしょう(これは2級全期間集計なので、昇級する直近の勝率で言えばもっといい成績を出しているはずです)。格上に関しては、初段はたまに狩れるけど、二段は全然かなわないという印象です。
次に戦型別の集計をしてみました。まずはおおざっぱな分類を先後それぞれでカウントすると、こんな感じ。
先手番は居飛車しか指してません。▲2六歩△3四歩▲2五歩で始めます。プロ的には失笑という説もありますがアマチュア的にOKなので大丈夫です(森内先生的にもOKという説もある)。角換わりかウソ矢倉かノーマル振り飛車になる可能性が高く、よくわかってない横歩取りや苦手なゴキゲン中飛車にならないので、戦型がある程度絞り込め、後手番より大分楽です。集計したら勝率も先手番の方がぐっといいだろうと思っていたら、そうでもありませんでした。むしろ相居飛車だけを見比べたら、後手番のほうが勝率いいですね。ここは感覚とはかなり違います。
後手番では振り飛車も指していますが、これは相手が居飛車だった時にレグスペにしているだけです。要は、矢倉とか横歩とかやりたくないということです。それでも角交換できない時などは主導権握られて気持ち悪いです。
上の表で一番勝率が高いのは、対局数が少なくてあまり意味が無いと思われる相振り(中飛車対策で三間に振ったり)を除くと、先手番の対抗型(居飛車)です。これは実感とあっていて、特に対ノーマル四間は急戦(斜め棒銀)でだいぶ狩れるので美味しいイメージがあります。
なお、「その他乱戦」というのは対アヒルとか対一間飛車とかそういうわけわからん系です。
相居飛車と対抗型(居飛車)はもう少し細かく見てみました(先手後手を合計しています)。
角換わりは得意のつもりなんですが、勝率悪いんですねー。これは意外でした。ウォーズでの「得意戦法」表示は角換わり棒銀なんですが……。対局相手の層があがってくると棒銀しっかり受け切られて負けてるケースが増えてきてるんですかね。
上の表での矢倉のカウント基準ですが、結構微妙なので、なんとなく①角交換が発生していない、②序盤で飛車先はお互い切れてない(基本的に銀で受けてる)、③雰囲気が矢倉、という条件で数えておきました。雰囲気が矢倉? そうしたら勝率が高くでましたが、感覚としてはどうにも苦手意識があるので、1級では勉強したいと思っています。あとは横歩取りも。
対抗型(居飛車側)では、一番苦手意識があるのは中飛車でしたが、三間飛車と角交換振り飛車に意外に負けているということが判明しました。だいたい中盤でミスして駒損し、その後囲いの固さで負けてる気がしますね。基本的に舟囲いなので。舟囲いとか囲いとして成立してないですよねあれ。地べたに敷いたビニールシートみたいなもんでしょ。
続いて2級時代にお世話になった本。
対四間飛車急戦のバイブルにしていました。渡辺竜王は棒銀をおすすめしていますが、斜め棒銀のほうが覚えやすいのでそっちを使っています。ともかく説明が明快。語り口がなんだか信頼出来ます。ただし△4三銀型しかないので、まずは相手が4三銀指してくれることを祈る必要があります。
角交換振り飛車穴熊、通称レグスペの本です。正直深く読み込んでいませんが、逆に言うとそれくらい狙いがわかりやすく指せる戦法なので、後手番では大いに頼らせてもらいました。この本に、レグスペで一番苦労するのは相手が矢倉に組んだ場合、みたいなことが書いてあったので、やられた時はとりあえず普通の矢倉とか凹み矢倉とかにして対策にしてます。
ひと目シリーズは「手筋」「角換わり」も持っていてお世話になってますが、「端攻め」がひと目で判断できるかどうかは特に中終盤の実力につながってくるように思います。これを読んでわかるようになったというのもあるし、逆に端攻めのタイミングをひと目で判断できなかったために負けてしまうことも多いので、重要性をひしひしと感じます。あとこの本は、部分的な手筋→各種囲い崩しの手筋→実践形、という風につながっていって勉強できるのもいいところです。穴熊はこれでだいぶ攻略法を覚えた気がする。
年内に初段を目指して引き続き精進いたします。