『躯体上の翼』 結城充考

 面白いです。おすすめ。ディストピア的終末世界における生体兵器人間のSF。解説やあらすじで「硬質」という表現が使われており、言いたいことはよくわかる。硬質さをもたらしている要素はたくさんあるとおもうけれど、一つには語彙の使い方が面白いというところがあると思う。中国語的な(的なというか時々そのまんま中国語の)言葉とか、一文字の人名とか。語彙がいい(語彙がない人の感想)。中盤の群像劇的な流れ、空中戦の描写、悪役の良さ(道士よすぎるでしょ)、全方位的に良かった。楽しい。