The Accountant(ザ・コンサルタント)

 だからなんでAccountantが日本だとコンサルタントになるんだよ。「Accountantって、CPAの?」みたいなセリフが面白いのに。

 これはめっちゃ面白いのでおすすめ映画です。田舎町の高機能自閉症の会計士、実は裏社会の闇の組織の金に関する仕事を請け負いながら、しかし決して消されずに生き残っている謎の人物……という話です。ベン・アフレックの演技がめちゃめちゃ良い。そして単なるサスペンス、アクション、というわけではなく、ちゃんと人物の掘り下げがあり、最後に伏線が回収されるのか鮮やかでした。電話の女が完璧過ぎた……。まさかとは思いますがまだ見てない場合は早急に見たほうが良いです。

Arrival

 邦題はメッセージらしいです。なんで変える? 日本公開は5月。

 ネットを見るとSFマニアの絶賛の声多数ですが、個人的にはせっかく題材がおいしいのに物足りない……と感じました。いや題材だけで十分面白いから、SF的にはそれですでに勝っている的なところがありますが、その分欲が出て自分の中で評価ハードルが上がっていたのかも知れない。

 原作「あなたの人生の物語」は未読です。原作から映画化にあたってどれくらい内容に手が加えられているのかはわからないのでなんとも言えないのですが、映画を見る限り小説向きの内容だったというか、いまいち映像で締まらなかったような気がします。最後の方のマンダリン喋るところとか盛り上げ方が中途半端というか、映画にするために無理してない? と見えてしまうというか。

 Youtubeでグーグル翻訳使えっていうコメントにイイねついてて笑った。

『遠野奇談』 佐々木喜善 石井正己編

 これは面白いなぁと思った。アカデミズムに整形されてしまった(?)遠野物語に対するカウンター(?)。「現に我々の間に、かくのごとく生き、そしてかくのごとく成長しつつある実に著しい社会の現象」としての物語は、柳田民俗学と現代の怪談や都市伝説とをつなぐ点であるように思えた。