子供の頃読んで面白かった本11~20

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#11 『きまぐれロボット』 星新一

 べつにきまぐれロボットが特に好きという話ではなく、星新一のショートショートはだいたい好きでかなり読んだと思います。でもどれにどの話が入ってるのかも最早よくわからないから代表作でこれを。お話性を学べ。

#12 『銀河鉄道の夜』 宮沢賢治

 宮沢賢治も好きで、小さい頃と少し大きくなってからだと読み方が変わってくるのもまた楽しかったように思います。銀河鉄道の夜は何やら難しくて小さい頃はなんかよく分かってなかった気がしますが。注文の多い料理店とか、どんぐりと山猫とかも好きですね。

#13 『数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜』 ハンス・マグヌス エンツェンスベルガー

 これは流行りましたよね。ウルトラ面白いんですよね。別にこれを読んだら算数嫌いな子供が算数好きになるとかはないと思うけど(っていうか学校が嫌いなだけだろ)。でも算数面白いし、この本は物語としてもエモいのが良いんですよね。

#14 『ドラゴンランス(1) 廃都の黒竜(《ドラゴンランス》シリーズ)』 マーガレット・ワイス、トレイシー・ヒックマン

 D&D系ファンタジー。長大シリーズな上にあとの方は絶版になっていったのでどこまで読んだかあんまり覚えてないんですが(無印(戦記)→伝説→セカンドジェネレーション→夏の炎の竜?この順番で良いのか?一応全部読んだような覚えはあるな)。無印(戦記)が2002年に復刊されているのですが、そのきっかけで読んだのだろうと思われます。キャラがめっちゃ立っているファンタジー小説ですが、レイストリンという病弱な魔術師がもう最高キャラ過ぎて実質最高です。初期シリーズでは魔術の才能がありすぎるんだけど病弱すぎるのとあと性格がひねくれすぎててヤバいっていうキャラなんですが、そのうち神になります(?)。

#15 『ザ・ギバー―記憶を伝える者』 ロイス・ローリー

 ディスピア小説。自分の中でディストピアモノの原型はこれですね。はじめて”このジャンル”に触れるとやっぱり衝撃が大きいから記憶に残っている。表紙のじいさんが怖い。管理社会の中で人類がかつて持っていた記憶、現在の管理社会では野放しには出来ないが、しかし消し去ることも出来ない記憶たちを主人公が受け継ぐ話。最近は新訳が出ているらしく、なんと続編もあるらしい。そちらは読んでない。

#16 『アルテミス・ファウル―妖精の身代金』 オーエン・コルファー

 ちょっとひねったB級感のあるファンタジー。レプラコーンというのはLower Elements Police reconnaissance(地底警察偵察隊)の略で種族名ではなく妖精たちの治安組織の名称なのだ、という言葉遊びが出発点っぽく、それの印象が残っている。妖精は魔法と科学の強大な力を持った存在なのだが、主人公の天才犯罪少年が妖精を拉致して身代金を要求、というストーリー。なんじゃそりゃ。俺つえー系児童文学なのか? 多分今読んでもそんなにって感じなのだろうが、読んだときは楽しかった。

#17 『星を継ぐもの』 ジェイムズ・P・ホーガン

 ハードSFの金字塔とか。これを読んでそういうジャンルにハマってホーガンは他も色々読んだ(けど星を継ぐもの以外はそんなに印象残らないんだよな)。ミステリ的な解決シーンとそこで提示される解の圧倒的エモさで殴りに来る小説。ちなみに続刊はなんか回を追うごとに微妙になっていってしまったのでもうこの単巻完結で良かったなと思っている(っていうか、内なる宇宙で終わりだと思ってたら、そのさらに次も本国では出てるんですね。邦訳は出なかったようだが……)。

#18 『終末の日(《2099恐怖の年》シリーズ)』 ジョン・ピール

 ジュブナイルSF。サイバーパンク的な? 全世界がコンピューターとネットワークで管理される未来社会で、コンピューターウイルス「終末の日」が猛威を振るい、ウイルス製作者の天才ハッカー少年と主人公が対決、みたいな話。主人公と悪役が共に14歳の少年で、まあ児童書なので展開はわかり易すぎるんですが、悪役の少年の方がいた場所が実は、っていう演出が好きすぎてリスペクト。

#19 『アルジャーノンに花束を』 ダニエル・キイス

 これはめっちゃパワーがあるので全員思春期のうちに読んでおくべきだと思うし大人になってから読んでももう手遅れだよという感じがある(?)。ちなみにビリー・ミリガンも面白いけどノンフィクションとしての立ち位置が難しいしちょっと語りにくいのありますよね。

#20 『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』

 中学1年か2年か忘れましたがこれを読んで自分の中で小説がそれ以前とそれ以後に分かれてしまったくらいに影響を受けてしまってもうだめになった作品。そういう意味で「子供の頃読んで面白かった本」のラストにこれが来る。二つ世界が走るやつとか、片方が片方に回収されながらにして真実になるところとか(基底現実は打倒される!)、好きすぎるんですよね。なんか最近そういうのが好きなわけでもないし、最近の村上春樹も別に追いかけてないんだけど、これはそのときにはめちゃくちゃ刺さった。そういう体験を大事にしていけ(?)

 なお、巻頭イラスト(地図)がある、挿絵(右脳と左脳のやつ)がある、という理由により、この本はライトノベルです。

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