『時をかける俺以外』 雲鳴遊乃実

 第二十五回文学フリマ東京にて入手(第二十四回既刊)

 タイトル買い。見本誌のとこに置いてあってタイトルで噴いたのと冒頭の「お前らさ、タイムリープしてね?」でじわじわ来たので。ずるいだろこんなん。

 それで中身が普通にしっかりした王道タイムリープ小説なのがまたずるかった。冒頭部分で(タイムリープしてね?効果含めて)引き込まれるので、長いけどしっかり読ませてもらえた。それなりに長い話だけど未来人の服とかクラスの人数とか伏線とかモチーフとかもしっかりしていて楽しい。各章に引きを作って終わるようにしながら、ちゃんと設置した謎を回収して締めくくられ、話的にもタイムリープらしいハッピーエンド(?)だったので気持ちよかったです。ただちょっと誤字(誤変換)や誤用が目立つのでそのへんはもうちょっとしっかりした方がいいかと思いました。あと人名の初出時にはルビが欲しい。