『『百年の孤独』を代わりに読む』 友田とん

 第二十七回文学フリマ東京にて入手。タイトル買い。正確に言うと、タイトルで絶対面白いでしょと思ってパラパラめくったらどう考えても百年の孤独と関係なさそうな画像が挿絵として入ってたので面白いに違いないと思って購入。

 その名の通り、ガルシア=マルケス『百年の孤独』を代わりに読む企画。読解や紹介の要素が最初こそ多いのだが、途中からはエッセイのようでもあり、二次創作のようでもあり、脱線に脱線を重ねてマジックリアリズム的に混乱しながらも『百年の孤独』と並走していき、最後に『百年の孤独』と重ね合わせた『代わりに読む』ことへの筆者なりの答えが示される。自分の場合は割と最近に百年の孤独を読んでいたので、内容を思い出しつつ、脱線も楽しめ、ラストも気に入りました。なかなか他ではない読書体験。