『星を見上げて ~双子惑星の渚~』 丸山弌

 第8回Text-Revolutionsにて入手

 ジュブナイルっぽい雰囲気の長編SF小説。本格的な長さ(文庫版P256)で、続きの展開が気になりながら読めるようになっており面白かった。SFらしさとして双子惑星のもろもろの機序考察を入れつつ、内容的には異世界冒険ものなので、テンポよく仕上がっているからだと思う。第一部の後半が特に楽しかった。その分、第二部の終盤はちょっと尺が足りない感があったけれど(例えばリスィ側の話が知りたい)、全体としてはとても面白かった。キャラ造形がしっかりしており、ライニーカール、ジジジク、ミトヒが特にすき。ハヤカワ風の装丁も素敵。