『黒塚さんの犯罪蒐集』 白樺あじと

 第8回Text-Revolutionsにて入手。1(無印)、2、3の3巻。

 犯罪を蒐集するという偏執的な趣味を持つ黒塚さんと、その助手の”僕”の話。黒塚さんは犯罪に関して天才的な嗅覚で推理を展開するが、犯人の逮捕が目的なわけではなく、あくまで犯罪を蒐集したいという立場なのが変則的で、その立場を活かした解決やトリックも楽しい。2でサスペンス要素(アクション要素?)を入れ、3で二重解決的に展開を広げていくのも良かった。なにより黒塚さんと周囲のキャラクターに対して作者の丁寧な愛情が感じられるのが読んでいて楽しかった。