『あの娘にキスと白百合を』 缶乃

 百合漫画。どういう話かよく知らないけどなんか有名だから教養を摂取するかと思って買って読んだ。オムニバス・群像劇形式的なところがあるのを知らなかったのでいやオムニバスとかいらねえよ白黒だけ見せろよと最初の方は思ってたけど、後半は割と白黒を中心議題にして展開してくれたから楽しめた。なんかオムニバス的な方面に行くと、お手軽属性消費的な感じがあまり馴染まないんだよね(Twitterで流れてくる「~~の創作百合漫画」とかいって4Pくらいのやつ、ああいうの好きじゃなくて、そういう方向性というか)。でも改めて最後まで行くとこの10巻に及ぶ構成でしっかりしているというかちゃんと芯が通ってるのはすごいなと思った。1→10の表紙が良すぎるでしょ。 尖ってた子が普通の女の子にされてしまうのありがちだけどいいよね。女の子しか出なくて、ファンタジーとしての百合に徹しているのも良い。