『竜鱗書記』 藤あさや

 第二十九回文学フリマ東京にて入手

 鱗に文字が浮かんで全身で書をなしている竜人(?)を主人公として、銀河図書館を盛り込んだSF。もともと図書館SFというキーワードで面白そうだなと思ったけど、SETIっぽい方向に話が展開していったのは予想外で、謎解きパート(?)のところが面白かった。わりと主人公の心情が平坦な感じに進む気がして、最初はもうちょっと起伏があってもいいのではと思ったんだけど、最後の結論を考えるとそれで合っているのか、と思わされた。論理否定っていうワードをこう使うとなんかかっこいいな。