『全ての探偵が死んだとき』 黒澤正樹

 第二十九回文学フリマ東京にて入手

 見本誌コーナーで「探偵が全員死にます」みたいなことが書いてあったのを見かけて思わず手にとったところ、冒頭の登場人物一覧でこれ絶対面白いだろと思って購入した作品。登場人物一覧だけでメチャクチャツッコミどころがありすぎて笑える。勅使河原を二人も出すな。人造人間ってなんだよ。もう冒頭で勝ってるんですよね。本文でも案の定破壊的な行為が行われ、アンチミステリ的な様相で、読者側がツッコミを入れたくなってしまう。というか大きいツッコミどころが目立ちすぎるせいでなんとなく霞んでるんだけど、そもそも『200年前に起きて未だに未解決の密室殺人の現場を模したアパート』って設定がギャグじゃないのか。楽しい作品でした。