【感想】『先史時代のダイイングメッセージ』 ソルト佐藤

 第三十一回文学フリマ東京にて入手

 本格ミステリに大切な物を削っていく 『オッカムの剃刀』シリーズ第2弾、とのことで、ダイイングメッセージものなんだけど、舞台が紀元前4000年なので文字が発明されていない、という設定。そんな無茶な……。やっていることがダイイングメッセージものの定番ネタなんだけれど、設定のひねり方ひとつでここまで楽しめるというのは面白かった。いらすとやのカバー範囲が広すぎる。

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