『さかなとり:「魚怪類」テーマアンソロジー』鳥原継接・空木賢一・寒川ミサオ

 たぶん第八回文学フリマ大阪の新刊の、Kindle版。「魚怪類」がテーマのアンソロジー。怪しい作品が四本。楽しめました。

 ところで気づいてしまったのですがKindle for PC(Windows)で表示すると、なんか下が2文字文ほど見切れる。Kindle(端末)とAndroidだと問題なく読めた。

『水のない水槽で』鳥原継接

 死体を捨てに行く系の百合! からの不穏! これは序盤からの転換っぷりがめっちゃ良くて楽しかったです。序盤、ああまあそういう感じねって舐めて掛かってたら返り討ちにされた気分で、すごい良かった。

『継承』空木賢一

 ババロリだ! 師弟関係とその繰り返し、継承される業は脳に良いんですよ……。若干なんだろう、時代がかった感じ?を感じる徹底された文体も良い。Bloodborneやりたい。

『おさかな天国の侵略』鳥原継接

 は? 意味が分からないが気持ち悪い!(褒め言葉) 迫ってくるものがある。不穏描写が良すぎる。

『海蝕の日』寒川ミサオ

 なんかすごい力作だ。正直登場人物たちが何者なのかよく分からないまま読み進んでいくんだけど、まあ何者かよく分からんけどバトル熱いからいっか、ってなる。