『生ける屍の死』 山口雅也

 なんか多分ミステリの名作みたいな感じで紹介されたんだと思う。

 今で言う特殊設定ミステリ(当時も言ったのか? 知らないです)として、死者が蘇るという設定を、トリックの根幹にも、雰囲気作りにも最大限利用しており、すごい。でも30年ちょっと前という絶妙に微妙な時間が経過した2021年に読んでいるせいか、自分としてはどうにも古く感じてしまった。序盤冗長に感じたし、焦点をパチパチ切り替えるのもイケてない感じがした。でもこれを最初に書いたら画期的ですごいというのは分かる。すごい。