ハヤカワ文庫

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【感想】『ソラリス』スタニスワフ・レム 沼野充義訳

ソラリス (ハヤカワ文庫SF) | スタニスワフ レム, 沼野 充義 | 英米の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon  面白すぎる。最初はSFをメタ的に使いつつミステリっぽいことをするのかと思いそこでワクワクし、と思ったらロ...
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【感想】『スワロウテイル人工少女販売処』 籘真千歳

あらすじの大体嘘だろ感。公式のあらすじよりももっとサイバーパンク感があります。  とても面白く楽しめました。こういうこてこてのくせのある感じ好き。ルビバラマキ系と強引アクロニム系も好き。赤色機関無理あるだろ。〇六式無人八脚対人装甲車のフェチ...
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【感想】『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 Philip K Dick 浅倉久志訳

映画ブレードランナーとはだいぶ違うとは聞いていたけど全然違ったしめちゃめちゃ面白かった。マーサー教とイジドアの使い方すごすぎないか。あと感情移入検査のシーンぶん殴り方がすごい。自分に使えんのかよ。昔っぽいややゆっくりした展開ながらも、レイチ...
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【感想】『夏への扉』 Robert Anson Heinlein

最高にハッピーエンド。SFというと重くて暗い奴が多い(そんなことはない)が、読んでいて嬉しいハッピーエンドだった。というか、あまりSFじゃないのかもしれなかった。あと、猫SFと言われているが、実際そこまで猫が全面に押し出されているようには感...
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【感想】『know』 野崎まど

Amazon.co.jp: know 電子書籍: 野崎まど: Kindleストア  ネタバレ含む。クリティカルではないつもりだけど。  聞いていた通りの巧い小説だった。物語の推進力が維持され、加速し、収束し、余韻を残して投げ飛ばす。  典型...
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【感想】『虐殺器官』 伊藤計劃

Amazon.co.jp: 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) 電子書籍: 伊藤 計劃: Kindleストア 登場人物が思想を持っている小説は強い。これもそういう深さがある。 虐殺の文法というある意味SFらしくないSFギミックを搭載しているのが...
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【感想】『ハーモニー』 伊藤計劃

「たまには生きてる現代の作家の小説も(紙の本で)読むか」とか思って買いに行ったのにいつの間にか生きていない人のを買ってしまいましたが、しかし本になった長編が2作だけというのは惜しいというか、惜しいなんていうのはおこがましい気もするんですが、...