『パプリカ』 筒井康隆

 あーそうそうこういう感じこういう感じ、という感じだった。意味がわからん。

 アニメ映画の方を見てすごく面白かった記憶があるけれど、あれの原作を想像してかつそれを筒井康隆が書いているとするとどういう感じに書かれているのか、というイメージに対して実際書かれていたものがかなり近かった、ということが上の文の意味です。そうだよな筒井康隆が書いたら夢の解釈はそういう感じになるしとりあえずセックスさせとくしラストバトルの会場は別立てだよな、みたいな。

 よく見ると表紙がなんか怖い。

『時をかける少女』 筒井康隆

 綺麗な筒井康隆だった。しかも一冊が時をかける少女なのかと思っていたので(実際には表題作の他に2作入っている)、なおさら終わんのかよ感がすごかった。アニメになって話題になってた気がするんだけど、かなりアレンジしないと尺が足りなくないだろうか。まあなにかやったんだろうな。

『おれに関する噂』 筒井康隆

やられました。
一番最初に、「蝶」という短編小説が入っていて、これは文庫本見開き一ベージに収まるくらいの短いショートショートで、多分 1500字もない作品なんですが、これがやばい。ちょっと衝撃的でした。正直、筒井康隆がこんなの書く人だと思ってませんでした。1000とか2000く らいの文字数で小説をかこうとした時の、一つの目指す方向としてこの作品は際立ってるなぁと思いました。何言ってるのか分かんないですね。でもともかく衝 撃が大きかったです。それだけで星5つにしてしまおう。こんな事だから星付けが甘いんですかね。

後の作品は、まあ面白かったんですが、やっぱり「蝶」の衝撃がでか過ぎてかすんでしまっていました。強いてあげるなら「だばだば杉」と「通いの軍隊」が面白かったです。でもこれくらいの長さになってくると、中盤で十分面白いがためにオチが弱く感じられてしまいますね。